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2013年10月31日 (木)

ストロボ照射角のはなし

現在のクリップオンストロボには、ほぼ「ズーム機構」がついています。
レンズ画角に合わせてストロボ照射角を絞ることで、効率よく遠くまで光を届けるための機能です。

さて、ストロボをカメラの上から離して撮影する時、このズーム機構はどうしていますか?

一般的なスタジオ用大型ストロボの場合、照射角を絞る場合はリフレクター・グリッド・スヌートなどのアクセサリを使います。
クリップオンストロボの場合は、ズーム機構で代用…したつもりになっていませんか?

実はズーム機構で照射角を絞った状態の配光、どうなっているか見たことない方は多いのではないのでしょうか?
今日はそれを比較してみましょう!

露出:1/60 F11 ISO100
ストロボ設定:マニュアル発光・光量1/4
被写体からストロボの距離:1.5m
被写体からカメラの距離:3m

Mg8000 Nissin MG8000(照射角105mm)

確かに絞られていますが、かなり四角張った光なのが分かりますでしょうか?
画面サイズに合わせてズーミングしているので、どうしてもこのような形になります。
カメラから離して撮影する場合は、真円であることが理想だと思うのですが…。


では他社製品ではどうでしょう。

A A社(照射角200mm)

B B社(照射角105mm)

各社多少バラつきはあるものの、やはり照射形状は円形ではありません。

ですので、絞ってスポット光的に使いたい場合は、ズーム機能を利用するよりもストロボアクセサリを併用した方がより効果的になります。

Img_8962 MG8000+ポーターフレックス SNS(照射角24mm)

こちらは、オーロラライトバンクジャパン様より発売されているポーターフレックス SNSという、布製のスヌートを装着したものです。
きれいな真円…とまではいきませんが、何もつけないよりはかなりきれいになっています。しかも照射角はより鋭角になりますから、髪にタッチを入れたり、ワンポイントを加えたりなど、よりドラマチックに演出ができますね。

クリップオンストロボ用のアクセサリも最近は充実してきましたので、いろいろ活用することでオリジナリティ溢れる作品を作っていただきたいと思っております。
(S)

2013年10月30日 (水)

キヤノンでAvモード時のストロボ同調速度のはなし

お久しぶりになってしまいました。すみません。

久々な今日は、キヤノンのAv(絞り優先)モード時のストロボ同調速度のおはなしです。

キヤノンの一眼レフでストロボを使用する時

●Pモード(プログラムAE)の場合は「そのカメラのストロボ同調最高速度(大半が1/250)~1/60」の間でシャッター速度・絞りを自動調整し、ストロボ光のみでメイン被写体を適正露出に持っていく
●Avモード(絞り優先)の場合は「その空間の定常光(自然光)で適正になる明るさ+ストロボ光を発光させる」

という露出・調光をします。
Avモードでは任意の絞りが選択でき、また自動的に背景の明るさを上げるようスローシンクロ状態になるので、夜景+人物などの撮影には最適です。もちろん三脚は必要ですが。

ところが、スローシンクロではなくストロボ光のみでメイン被写体を明るくしたい場合、勝手に遅いシャッター速度に設定されてしまい手ブレするため大変不便でもあります。

実はキヤノンのカメラの中のカスタムファンクション項目(最近のカメラは「ストロボ設定」メニューの中)に、これを設定できる部分があります!
(実は筆者も15年来のキヤノンユーザーですが、つい先日まで気づきませんでした…)

Cf07

ここです。(写真はEOS 50D)

標準では「自動」になっていますが、この状態ですとストロボ使用時にAvモードを選択すると最長で30秒までスローシンクロ扱いでシャッター速度が落ちてしまいます。
ここを「1/250~1/60自動」もしくは「1/250固定」にすることで、Avモードで任意の絞り値を選択しつつ、ストロボ光のみでメイン被写体を適正な明るさで撮影することができます。
ただし、この設定にすると自動的にハイスピードシンクロに切り替わることもありませんので、使い方に応じて設定をして下さい。

ちなみにニコンの場合はこの項目はありません。
標準状態ですと絞り優先モードでもシャッター速度は1/60以下にはなりません。別途カメラのメニュー内からストロボ使用時の最低シャッター速度を変更するか、スローシンクロモードに切り替えるという方法で変更ができます。

ぜひみなさまもお手持ちのカメラをご確認頂ければと思います。
(S)

2013年10月 2日 (水)

パワーパックのコードがゆるい?

最近時々お問い合わせいただく案件です。

「パワーパックPS 8を買ったけど、電源コードがすぐ抜けてしまう。不良じゃないのか?」

数件の方は直接弊社へお送りいただきましたが、そのすべてが電源コードの挿し込みがあまいだけでした。

パワーパックの電源コードには、300V以上の高電圧がかかりますので簡単には抜けないように固めに設計されています。
したがって、特に購入したばかりの時はケーブルの挿し込みがかなり固く感じる場合もあります。

Img_8360 上の写真の状態ではケーブルが半挿しになってしまっています。(スキマが大きい)
この状態ですと引っ張るだけでケーブルは抜け、接触不良によりストロボへチャージができない場合もあります。

Img_8361 正しく装着されている場合は、スキマは上の写真程度となります。軽く引っ張った程度では全く抜けません。

Img_8362 コネクタの根元の拡大写真ですが、先端部の横に窪みがあるのがわかりますでしょうか?
ここに、パワーパック側のソケットの内部にある金属のバネが嵌まり込むことでロックされます。

使っていれば徐々に柔らかくなってきますので、あまり怖がらずに奥までしっかりと挿し込んで下さい。
このくらいの力ではPS 8は壊れません、それよりも接点不良による撮影の失敗のほうがよほど怖いですから、使用前にはしっかり確認をしておいて下さいね。

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