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2014年7月29日 (火)

ROGUEフラッシュベンダーのサイズ比較

最近弊社でもイチオシ感のあるストロボディフューザー「ROGUE フラッシュベンダー」

日本国内ではイメージビジョン様が輸入販売をしており、一部のカメラ系量販店様やオンラインショップなどでお求め頂けます。(弊社でも一部製品を取り扱っています)

S・M・L・XLと4種類サイズがあるのですが「ネットだと感覚として大きさがよくわからない」という声がありましたので、今日は全商品を並べた写真を公開。

Img_8532a 左:XL 中央:L 右下:M 右上:S (500mlペットボトルは大きさの比較用)

自由に変形できるようにするため、フレキシブルな「骨」が内部に入っていますので重量もそれなりにあります。
大きさ重さを考慮すれば、オンカメラで使用できるのはLサイズまでです。XLはオフカメラ専用と考えて下さい。

Img_8533 フラッシュベンダーXL+MG8000 Extreme

フラッシュヘッドがかなり大きいはずのMG8000に装着してもこの大きさ。圧倒的存在感!
ただしあまりに大きく重いので、自重でストロボの首がお辞儀してしまう…なんて事も考えられますので、装着と使用には少し工夫が要る気はします。

Img_8536 フラッシュベンダーL+MG8000

こちらはオンカメラの限界(と思われる)サイズでしょう。
ストロボ的にも負荷が少なくて安心して使えますね。

ヘッドの小さいストロボ(弊社i40など)ですと、固定用ベルトの長さが長すぎて固定しづらい場合もございます。
また緩くて抜けてしまいがちな場合は、広幅の輪ゴムやROGUEカラーフィルタキットに付属のゴムバンドを流用してヘッドにはじめから巻いておき、その上にフラッシュベンダーのベルト部分を巻くと滑り止めになります!

2014年7月28日 (月)

日中シンクロは難しい?(その3)

【以前の記事はこちら】
日中シンクロは難しい?(その1)
日中シンクロは難しい?(その2)


複数回に分けてお届けしてきましたが、今回で最後です。

実はもう2回目の記事で大半を説明してしまいましたので、今回は使いこなしとして作例をアップします。

Img_6018 1/250 F16 ISO100 ストロボ使用(ST-E2併用・TTLオート)

絞りを絞ることで、自然光に対してはアンダーな露出設定にし、モデルさんに対してだけストロボを照射して適正露出へ持っていくとこのような画が撮れます。

この日は薄曇りでしたので空の様子がいまいち分かりませんが、青空+雲がある条件だと不思議な空模様の表現ができます。

Img_6071 1/500 F4 ISO100 ハイスピードシンクロ(ST-E2併用・TTLオート)

Img_6074 1/4000 F1.4 ISO100 ハイスピードシンクロ(ST-E2併用・TTLオート)

2枚の写真はほぼ同じ構図から、Tv(シャッター優先)モードでシャッター速度のみを変えて設定して撮影したものです。ストロボは写り込まないギリギリくらいの位置から直射で狙っています。
当然、自動で設定される絞り値は変わってきますので、背景ボケの具合の違いはよく分かると思います。


ちょっとハードルの高そうな「日中シンクロ」ですが、いくつかの注意点さえ気をつければそう難しいものではありません。

「ハイスピードシンクロで撮影する」
「絞り込んで撮影する」
「NDフィルタを使って撮影する」

どれでも構いません。自分のスタイルや表現方法にあったものでぜひトライしてみて下さい!(S)

Img_6154 1/1250 F2.8 ISO100 露出補正+0.7 ストロボなし


あ、これはただのオフショットです。しかもストロボ使ってませんし…(笑

【機材協力】
株式会社シグマ

【撮影場所】
隅田川テラス(永代橋付近)

2014年7月27日 (日)

日中シンクロは難しい?(その2)

さて2回目の続編記事です。(1回目はこちら


前回、日中にストロボ撮影をする場合は「ハイスピードシンクロ(FP発光)モードを使う」か「絞りを絞って光量を抑える」という2パターンを紹介しました。

このままだと「絞り開けて撮りたいからハイスピードシンクロだけでいいじゃん」となりそうな気もしますが、当然欠点もあります。(おさらいです)

(1)対応した機器同士でないと動作しない
(2)光量が著しく落ちる

(1)ですが、オンカメラ撮影、もしくはいわゆる「ワイヤレスTTL」のシステムの中でしか使用することができません。キヤノンのカメラにニコン用ストロボを組み合わせても発光すらしません。
(2)ですが「よく言われているけど実際どのくらいなのよ?」と疑問もあると思いますので、今日はサンプル写真で比較してみましょう。なお使用機材は前回と同様です。

今回は条件として、スタンド立てしたMG8000を、向かって右60度くらいの位置から直射でモデルさんに当てています。

Simg_6100 1/8000 F1.4 ハイスピードシンクロ使用(ST-E2併用・ワイヤレスTTL) 距離50cm

Img_6104 1/8000 F1.4 ハイスピードシンクロ使用(ST-E2併用・ワイヤレスTTL) 距離1m

Img_6108 1/8000 F1.4 ハイスピードシンクロ使用(ST-E2併用・ワイヤレスTTL) 距離1.5m

Simg_6112 1/8000 F1.4 ハイスピードシンクロ使用(ST-E2併用・ワイヤレスTTL) 距離2m


どうでしょうか?きちんと効いているのは最も距離が近い「約50cm」の時だけです。光量が得られるはずのストロボ直射でもこれだけ効きが悪いのです。
ハイスピードシンクロにストロボディフューザーを組み合わせる…なんてのはよほど限られた条件でない限りは不可能な訳です。全く光量が足りません。
シャッター速度を落とせばストロボの効きが良くなってくるのですが、そうすると逆に絞りを絞らなくてはいけなくなるので本末転倒ですね。

ちなみに自然光(環境光)のみで撮るとこのくらいでした。

Simg_6116 1/8000 F1.4 ストロボなし


ということで、「ハイスピードシンクロは光量の関係で直射しか不可能」と思いましょう。


じゃあ「背景ボケを出したいけど、ストロボディフューザーも使いたい!」という場合はどうするのでしょうか…?

いきなり完成形サンプルの登場です。

Img_60441/250 F2.5 ISO100 ストロボ使用(マニュアル発光・1/4 +0.3・ROGUEフラッシュベンダーXL)

シャッター速度はカメラの制限値である1/250で収まっています。晴れてきてしまったのでちょっと絞ってはいますが、背景ボケが美しい絞り値です。
ストロボの位置は右サイド約2m、ディフューザーを併用しています。しかもストロボの発光量はちょっと絞っています。

そう、ここで使用したのは「NDフィルタ」です。

NDフィルタというと、風景写真で滝の流れを撮る…なんてイメージがすごく強いと思いますので、ストロボにNDフィルタ??と疑問の方も多いかと思います。
サンプルではND16のフィルタを併用して撮影していますので、実光量は4段分落ちる計算になります。

つまり「1/4000 F2.5」で撮れる画を「1/250 F2.5」で撮ってしまう、ということになります。
シャッター速度が高速でなくなれば、ハイスピードシンクロ非対応の機器でも自由に使えることになります。また発光のロスがなくなるので、ディフューザーなどのアクセサリを併用しても十分な光量を得やすくなります。

Simg_6091 1/250 F1.8 ISO100 ND16フィルタ・ストロボ使用(マニュアル発光・1/4・ROGUEフラッシュベンダーXL)

NDフィルタを使う際のポイントとしては

・ND4→2段分、ND8→3段分、ND16→4段分落ちる
・暗くなりすぎるとAFが動かなくなるので、意味もなく過度に減光具合の強い(濃い)物を使わない
・レンズフィルタなので、レンズのフィルタサイズ・NDフィルタの濃さごとに購入しなければならない

晴天および薄曇りの時であれば、開放F2.0以下のレンズ→ND16、開放F2.8前後のレンズ→ND8、開放F4程度のレンズ→ND4くらいがAFできる限界ポイントでしょう。

明るい単焦点レンズをお持ちの方は、ぜひ今度1枚「NDフィルタ」を買って試してみてはいかがでしょうか。(S)

2014年7月24日 (木)

日中シンクロは難しい?(その1)

ストロボをちょっと使えるようになると、やってみたくなることの1つに出てくる「日中シンクロ」

でも実は、定常光(太陽光)と瞬間光(ストロボ光)という、全く異なる性質の光を組み合わせるため、いくつか知識として覚えておかないといけないことがあり、それを忘れると失敗の量産になってしまいます。

そこで今回は数回に分けて、日中シンクロのコツなどを紹介できればと思います。


まず以下の大前提を覚えておきましょう!

【定常光での撮影】
・写真の明るさ(露出)は「シャッター速度」「絞り」「ISO感度」で決まる
・「絞り」の値によって被写界深度(ピントが合って見える範囲)が変わるので、画作りとしては絞り値を先に決めることが多い

【ストロボ光での撮影】
・写真の明るさ(露出)は「絞り値」「ISO感度」「ストロボの光量」「光源との距離」で決まり、シャッター速度は全く関係しない
・一眼カメラはシャッターの構造上、ストロボが使える上限のシャッター速度が存在する(大半が1/250以下)

つまり、日中シンクロでは、この性質の異なる2つの光を同時に相手しなくてはいけないのです。


【使用機材】
・Canon EOS-1D X
・SIGMA 50mm F1.4 DG HSM
・MG8000 Extreme


まずはカメラの上にストロボを載せての撮影。
…でよくありがちな失敗例。

Simg_5977 1/250 F1.4 ISO100 ストロボ使用(TTLオート) Avモード(絞りF1.4)にて撮影

完全に真っ白です。なぜだか分かりますか?
この日の天気は薄曇り。ですから、ストロボなしでもこのくらい↓撮れてしまう条件だったのです。

Simg_5972 1/4000 F1.4 ISO100 ストロボなし Avモード(絞りF1.4)にて撮影


太陽光だけで、すでにF1.4で撮るために1/4000の高速シャッターになっていますね。

先ほどの失敗は「F1.4で撮りたい」という気持ちと、ストロボの連動する最高シャッター速度(今回の機材は1/250まで)の制限を考えずに撮ってしまったからなのです。


じゃあどうするのよ?!と思うところですが、選択肢は以下の2つしかありません。

(1)ストロボ同調速度以上の高速シャッターでもストロボが使える特殊なモード「ハイスピードシンクロ(FP発光)」を使う
(2)何らかの形で、ストロボ同調速度以下のシャッター速度になるように定常光の光量を制限する


(1)のハイスピードシンクロとは、本来瞬間光が1回だけ発光するストロボを、小光量で高速に連続発光させることで、一定の時間だけ定常光のように光らせるモードです。
対応した専用ストロボでないと使えない点と、著しく光量が落ちるのが欠点です。

Simg_5981 1/4000 F1.4 ISO100 ハイスピードシンクロ使用(TTLモード)

ストロボを加えることで、顔の影がいくぶん減っているかと思います。絞り開放の圧倒的なボケも生かせます。


(2)の方法は、ハイスピードシンクロが使えない組み合わせや機材の場合・バッテリー式大型ストロボなどを使う際に必須です。

最も簡単なのは「絞りを絞る」ことです。そうすれば当然入ってくる定常光は減りますから、露出オーバーはなくなります。

Img_5988 1/250 F6.3 ISO100 ストロボ使用(TTLモード)

こちらはシャッター速度を1/250に制限し、適正になる絞り値を選んでいます。が、開放のような背景ボケは当然期待できません。


次回はオフカメラで試した上で、もうひとつの方法をご紹介したいと思います。
あと、写真はあくまで比較のためのサンプルですので、構図やらはご勘弁下さい…。(S)


【機材協力】
株式会社シグマ

2014年7月23日 (水)

ストロボディフューザーの話(その2)

さて、少し時間が開いてしまいましたが、今回はストロボディフューザー編の続きとしまして、ROGUEフラッシュベンダーの効果と、大きさによる仕上がりの違いを比較してみましょう。


【撮影機材】
・Canon EOS-1DX
・SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM
・MG8000 Extreme

1/60 F5.6 ISO400 WB:マニュアル(プリセット)
ストロボ発光モード:マニュアル

モデルさんとカメラの距離は約2m、向かって左30度くらいの位置で1.5mほど離した場所にストロボをセットしています。
また、各カットで同じ肌の明るさになるくらいに光量調整をしています。


(1-1)MG8000 直射 (出力1/32)

Img_4471a_2

(1-2)MG8000 付属ディフューズキャップ装着 (出力1/16 +0.7)

Img_4476a_2



(2-1)ROGUE フラッシュベンダーM 板のみ使用 (出力1/8 +0.3)

Img_4481a_2

(2-2)ROGUE フラッシュベンダーM ソフトボックス(ディフューズパネル併用) (出力1/2)

Img_4485a

(3-1)ROGUE フラッシュベンダーL 板のみ使用 (出力1/8 +0.3)

Img_4489a

(3-2)ROGUE フラッシュベンダーL ソフトボックス(ディフューズパネル併用) (出力1/4 +0.3)

Img_4502a

(4-1)ROGUE フラッシュベンダーXL 板のみ使用 (出力1/8)

Img_4508a

(4-2)ROGUE フラッシュベンダー ソフトボックス(ディフューズパネル併用) (出力1/8 +0.3)

Img_4524a


ディフューズパネルを使用しない場合は天井バウンス光の成分が多く、ROGUEフラッシュベンダーは大きな「キャッチライトパネル」としての効果が出ています。

それに対して、ディフューズパネルを装着し簡易ソフトボックス状とした場合は、ROGUE内ですべての光の反射が完結し、パネル面から直接モデルさんへ照射されますので、天井や壁の影響を受けません。

背後に落ちた影の濃さ・エッジの具合を比較するととても分かりやすいと思います。
やはり大きいものの方がしっかりと効果が出ますが、撮影場所の環境や狙う効果を考えて選択したいですね。(S)

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