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2014年9月26日 (金)

【セミナーレポート】ポートレートワークショップ写真家Shoichi ASAOKAの「光のポートレート」を学ぶ

9月21日(日)、ニッシンジャパン内スタジオにて『写真家Shoichi ASAOKAの「光のポートレート」を学ぶ 第三回』を開催しました。講師には、美しくドラマティックな光の使い方が印象的であるShoichi ASAOKA先生をお迎えしました。

この講座は第三回目となりますが、いまだに募集開始から数時間で満席になってしまう大人気講座です!

Shoichi ASAOKA先生には、講座を通じてオフカメラライティングの基本と、独特であるASAOKA氏のライティングのエッセンスをレクチャーしていただきました。

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まずはセミナールームで、スライドを見ながら、ASAOKA先生流「ストロボの使いどころ」「ストロボとカメラの設定」などを学びます。スライドに写り込む美しい写真に釘付けです。

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座学のあとはスタジオへ移動。i40をカメラにつけてモデルさんを撮影してみます。これだとちょっと平面的な絵になってしまいますよね…。

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そこで、ソフトボックスをモデルさんの右斜め前にセッティングし、それを使って撮影をしてみます。まずはASAOKA先生のお手本を。これだけでだいぶ写真の印象が変わりますね!

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続いて、受講者のみなさま一人一人に撮影をしていただきます。良いポートレートを撮るためには、モデルさんとのコミュニケーションが大事です!みなさま「今日の朝ご飯はなんでしたか?」など積極的にモデルさんと会話されていました。しかし撮影スタイルというのは千差万別なんですね〜。他の方の撮影を見ているだけで勉強になります。

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和気あいあいとした雰囲気もAsaoka先生の講座の特徴です。
今回は特に受講者の方のおもしろレベルが高く、講座中ずっと笑いが絶えませんでした!

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そうそう、講座では発売されたばかりの、ワイヤレスフラッシュトランシーバー、Cactus V6を使ってみました!手元でストロボの光量が調節できるのは、とても便利ですね。

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次に、モデルさんの左斜め後ろに一灯追加してみます。レース素材のスカーフにうまく光があたり、綺麗な透け感が出るとASAOKA先生の写真に少し近づいた感じがしますね!

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ここで一度、セミナールームに戻り講評タイム。同じ場所で同じモデルさんを撮っているのに、みなさんの写真はそれぞれ全然違う仕上がりでびっくりです!やはり、他の方の写真を見ることは勉強になりますね。

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後半は、背景紙を黒に変更し、スモークマシンを使い、ASAOKA先生の写真によく登場する「雨上がりの夜」風な雰囲気を作ってみます。

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この状態で、モデルさんの背後に、カラーフィルターをつけたストロボを1灯追加してみます。これは、かなりAsaoka先生の写真に近づいた感じがしますね〜。

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スカーフにうまく光を当てて…

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最後は再び講評タイム。みなさまお上手で先生もびっくり!

楽しくAsaoka流の写真の撮り方が学べる当講座、今後も定期的に開催していく予定なので、みなさまぜひぜひご参加ください!


受講生の方の作品

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2014年9月24日 (水)

これはニコン用?キヤノン用?フォーサーズ用?

お陰様で、発売以来ご好評を頂いております、超小型ストロボ「i40」。

メインストロボとしてだけでなくワイヤレスの仕込み用ストロボとしても、小型・大光量・高感度センサー・全方向首振りの多機能を生かしてさまざまにお使い頂いております。

メインのカメラ用以外に、サブのミラーレス機用にも購入された方も多いようで大変ありがたいのですが、ここで問題になることが1つ。

「ぱっと見が一緒で、これ何用なんだ?」

となってしまう点。
実はシューの接点は各メーカーで異なるのですが、それだけで見分けるのは困難。

しかし、ストロボの底面を見てみて下さい!

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どのメーカー用か印刷してあるのです!

ちょっと気づきにくい部分ではありますが、あまり表側の目立つところに表記してもデザイン的に美しくないですので、この部分に印刷をしてあるのです。

お手持ちのi40、ぜひ底の方を見てあげて下さいね。

(S)

2014年9月11日 (木)

アンブレラホルダの話

クリップオンストロボでもアンブレラなどのアクセサリと併用して、本格的撮影でもけっこう使えるという認識が広まりつつある今日この頃。

しかし、特にアンブレラを併用する際に悩むのが

「光軸とアンブレラの軸が遠いんだよなぁ…」

という点。


そこで、少し前にネットで紹介されており、なかなか良いかも?と思ったものをテストしてみました。

Img_9302 写真電気工業株式会社「SD HOLDER」
http://www.net-sd.co.jp/sdtown/3f/sd_holder.html (初回ロット版)
http://www.net-sd.co.jp/sdtown/3f/sdholder_setumei.html (通常版)

アルミ製のL字型金具に、スタンド取付ネジとアンブレラ固定用の穴をつけ、ストロボ固定用シューを装着した、ある意味単純な構造。

Img_9304 MG8000でもぴったりです。

Img_9306 本体とのクリアランスはこのくらいありますので、干渉はしません。

Img_9307 このようにアンブレラを固定します。かなり光軸に近い上に、アルミ製なので丈夫で軽いのが良いですね。

Img_9308 Di700の場合。

Img_9309 Di866 MARK2も当然OKです。

※シュー部分のロック構造上、弊社i40では使用をお勧めしません。装着不可の場合もございます。

Img_9312 恐らく手作りでしょう。アルミ製ですので繰り返しネジの動くスタンド取付部・アンブレラ固定部は金属部品が挿入されており耐久性も高そうです。
スタンド装着ネジは細ネジですので、三脚等にも固定が可能です。なおヒートンは落下防止用に使うものだそうです。

Img_9313 アンブレラ固定部。薄いですがしっかりしています。

このSDホルダー、初回200個のロットとその後の通常ロットで、肉厚など多少仕様が異なるそうですが基本仕様は変わりありません。
弊社で購入したのは、写真電気工業様のショールームのみで売っている初回ロットで、価格は2,800円(税別)でした。
通販の場合は、写真電気工業様のオンラインショップから通常ロット製品(3,400円)が購入できるようです。


アンブレラと組み合わせたロケ撮影では、発光量も多くなりがちです。
普通のクリップオンストロボですと、繰り返し発光させるとすぐにオーバーヒートしてしまう可能性がありますので、こういったアクセサリと組み合わせる場合は MG8000 ExtremeパワーパックPS8 がやはりおススメですね。

(S)

2014年9月 8日 (月)

【セミナーレポート】ポートレートワークショップ

9月6日(土)、ニッシンジャパン内スタジオにてポートレートワークショップを開催しました。講師には、EOS学園の講師もつとめられ独自の「山田節」で魅了する山田愼ニ先生と、わかりやすく丁寧な解説に定評のある職人プロカメラマン吉澤士郎先生をお迎えしました。

そんな第一線で活躍するお二人に、実践的なオフカメラライティングと、RAW現像、さらにはプリントまでをレクチャーしていただきました。



ポートレートワークショップ キヤノン講座 講師:山田愼ニ 

受講者をキヤノンEOSデジタル一眼ユーザーに限定した山田先生の講座では、ワイヤレスTTLを使った1灯~2灯ライティングの実践的なオフカメラライティングが学べます。

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まず、150cmアンブレラ、トランスルーセントのレフ、Rogue FlashBender XL、ソフトボックス…など多様なデフューザーを実際に使用し、それぞれの光の質を学びます。

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その後は、受講者の方に、お好きなデフューザーを使って自由にライティングのセットを組んでいただきました。

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やはりライティングは自分で組んでみると、覚えが早くなります。受講者の方の「考える力」を伸ばすカリキュラムは山田先生の講座の特徴です。

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今回ははじめて、受講者の方全員にテザー撮影を体験していただきました。テザー撮影とは、PCとカメラを接続し、撮影した写真をダイレクトにPC画面に表示するというものです。皆様の「自分の撮った写真がリアルタイムで他の方に見られている!」という気持ちが、スタジオに良い緊張感をもたらしてくれました。他の方がどんな写真を撮っているかはいつも気になってしまいますよね!また、「そうか、こんな撮り方もあるのか」と勉強にもなりますね。

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最後は、受講者の方に選んでいただいたお気に入りの1枚を山田先生が講評&プリントしてくださいました。「写真はプリントして初めて完成する」と常に仰る山田先生からは仕上げの段階まで教わることがたくさんあります。



ポートレートワークショップ ミックス講座 講師:吉澤士郎

どのメーカーのカメラでも受講していただける吉澤先生の講座では、スレーブを使った1灯~2灯ライティングの実践的なオフカメラライティングが学べます。

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吉澤先生の講座はとにかくわかりやすい点が特徴です。
ストロボ無しで撮影→では次にストロボ1灯でライティング→さらにデフューザーをつけるとどう変わるか→では影を消すためにもう1灯増やしてみよう…
と言った感じで、きちんと段階を踏み、理論的にライティングを学ぶことができます。

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今回はピンク色の背景紙だったこともあり、顔にピンク色が被ることを避けるためにきちんとホワイトバランスをとる必要がありました。みなさま、「あとで現像するときに直せばいいや」と油断していて、意外と撮影時にグレーカードを使いカメラでホワイトバランスをとる方法はご存じないようでした。このように、基本的なことだけども今更聞けない…といった事柄も多く学べるのが吉澤先生の講座の特徴です。

吉澤先生は質問に対し丁寧にわかりやすく解説してくれますので、「聞くのが恥ずかしいな…」と思うようなことでも、どんどん質問しちゃいましょう。講座が終わった後も、熱心に吉澤先生に質問する受講者の方の姿をお見かけします。

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ライティングは、先生がまず基本的なセッティングをし、そこに受講者の方がアレンジを加えて行くというスタイルで進められます。

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ライティングを1から組むのはちょっと自信がない、という方でも安心です。

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最後は、受講者の方に選んでいただいたお気に入りの1枚を吉澤先生が講評&プリントしてくださいました。Lightroomでの現像方法も参考になることが多く、みなさん熱心にメモをとられていました。

基礎的なことをみっちり学べるポートレートワークショップ、今後も定期的に開催していく予定なので、みなさまぜひぜひご参加ください☆



受講生の方の作品

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2014年9月 4日 (木)

モノブロック vs クリップオンストロボ(その3) ※追記あり

せっかくなので試してみたかったことをまとめつつ、3回目の記事となりました。


前回まででクリップオンストロボとモノブロックストロボの光量差が、実際どのくらいあるのかはよくわかったと思います。
では「モノブロックストロボと同じ光量をクリップオンストロボで出すには、何灯くらい必要なの?」という疑問。実はこれもよく聞かれることだったりします。

そこで、クリップオンストロボメーカーなので大人げなくMG8000を投入して、露出計で比較してみたいと思います。


【テスト環境】
・MG8000 とりあえず3灯
・Profoto B1 1灯

露出計をスタンドにクリップで固定し、フル発光・照射角28mmにセットしたMG8000 1灯でF11.0が出る位置に置く
同じ設定をしたMG8000をその他に2灯用意し、順次スレーブ発光で連動させて露出を測定する

Img_9228 ひしめきあって3灯並んでいます。

1灯の状態はチェックしているので、2灯焚くとどうなるかをテストします。

Img_9231 F11.9と出ました。この時点で国内某社の300Wsモノブロックストロボと「あるポイントでの光量」という意味では同じになりました。
ストロボ内部構造が全く違うとはいえ、管出力300Wsの機種に、管出力83Wsを2灯(つまり166Ws)で勝ってしまった訳です。

では3灯焚くとどうなるでしょうか。

Img_9235 まぶしい…

Img_9240 F16.6と出ました。この時点でProfoto B1や国内某メーカーのグリップ型ストロボと光量は同一ということになります。

【結論】
・MG8000を2台同時使用→300Wsモノブロックストロボのフル発光とほぼ同等
・MG8000を3台同時使用→ガイドナンバー48のグリップストロボや、Profoto B1のフル発光とほぼ同等

となりました。


光量ではモノブロックストロボにかないませんが、クリップオンストロボには小型軽量であるという以外にもメリットがあるのはご存知でしょうか?

それは「閃光時間が非常に短い」ことです。

せっかくここまで試したので、閃光時間が写真に与える影響がどんなものなのかを調べてみました。


【テスト環境】
MG8000とProfoto B1、それぞれ1灯ずつを使用し、フル発光から1EV光量を絞るごとに撮影
サーキュレーター(Honeywell HT-809)のファンにA・Bと書いたシールを貼り目印とし、ファンは強で回転させる
カメラは三脚に固定し、シャッター速度は1/60固定、絞りとISO感度は適正露出となるよう適宜調整する
Profoto B1はFREEZE MODE(閃光時間の短い)モードではなく、通常発光モードとする


■MG8000

Img_9257 光量1/1(フル発光) F22 ISO100

Img_9258 光量1/2 F16 ISO100

Img_9259 光量1/4 F11 ISO100

Img_9260 光量1/8 F8 ISO100

Img_9261 光量1/16 F5.6 ISO100

Img_9262 光量1/32 F5.6 ISO200

Img_9263 光量1/64 F5.6 ISO400

Img_9264 光量1/128(最小) F5.6 ISO800

光量1/8以下ならばほぼストップしていますね。1/32以下は完全に止まって写っています。


■Profoto B1

Img_9272 出力10.0(フル発光) F32 ISO100

Img_9273 出力9.0 F22 ISO100

Img_9274 出力8.0 F16 ISO100

Img_9275 出力7.0 F11 ISO100

Img_9274_2 出力6.0 F8 ISO100

Img_9277 出力5.0 F5.6 ISO100

Img_9278 出力4.0 F5.6 ISO200

Img_9279 出力3.0 F5.6 ISO400

Img_9280 出力2.0(最小) F5.6 ISO800

閃光時間が短いと言われるProfoto製品でも、出力4.0くらいまではブレが見られます。


いかがでしたでしょうか。

クリップオンストロボとモノブロックストロボ、メリットとデメリットを理解してうまく撮影に使い分けができれば、表現の幅はぐっと広がるはずです。

レンズを買い足すのも良いのですが、ストロボを足した方が効果はよりはっきり出ます。
すぐに誰でも自由自在にライティング…という訳ではないのも事実ですが、だからこそ奥深く・楽しめる要素もたくさんあるのだと思いませんか?

さあ、ぜひ次はストロボを1灯買い足して、新たな撮影方法にチャレンジしてみましょう!

(S)




※追記

「じゃあB1のFREEZEモードだとどうなのよ?」という意見がございましたので追記します。
いや単純にページが長くなりすぎるから端折っただけなのです…。

■Profoto B1(FREEZE MODE)

Img_9282 出力10.0 ※露出設定はB1(ノーマルモード)と同じです

Img_9283 出力9.0

Img_9284 出力8.0

Img_9285 出力7.0

Img_9286 出力6.0

Img_9288 出力5.0

Img_9289 出力4.0

Img_9290 出力3.0

Img_9291 出力2.0

ノーマル発光モードより若干ブレは少なくなっていますが、劇的な差があるかどうか…どうでしょうか。

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