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2016年1月25日 (月)

アンブレラホルダの話(続編!)

今回は2014年9月のブログ記事の続編、アンブレラホルダの話です!

【前回記事はこちら】
アンブレラホルダの話 (2014年9月11日)

前回記事で紹介した、写真電気工業様の「SD HOLDER」は弊社スタジオやワークショップなどでも大活躍をしておりますが、これの新しいバージョンが出ていたのはご存知でしょうか?それはズバリ…!

「2灯用」

そう、2灯のストロボがいっぺんに装着できるシロモノです!!
今回は写真電気工業様のご厚意により、実物が弊社に届きましたのでさっそく試してみました。

Dsc_0087_2 かなり傷んでいますが、右が従来から使用していた1灯用の「SD HOLDER(J型)」
そして今回やってきたのが、左側にある2灯用の「SD HOLDER(T型)」です!!

※弊社にて使用している1灯用のSD HOLDERは初期型製品で、現行のJ型とは仕様が若干異なります

Dsc_0089_3 こちらが弊社で従来使用していた、1灯用のSD HOLDERの使用時の様子です。
アンブレラの軸が、ストロボのヘッドのすぐ脇に来るため光軸がアンブレラの芯に近くなり、ムラなく照射することができますね。

そして今回の2灯用を試します…

Dsc_0090 じゃーん!2灯横並びです!光量も倍増!!

Dsc_0091 パワーパックコードも干渉しませんので安心!

Dsc_0095 底面には三脚用の小ネジ(UNC1/4)が埋め込んでありますが、コインなどで外せば大ネジ(UNC3/8)にも対応するそうです。

Dsc_0094 ホルダー単体では角度調整ができませんので、パンヘッドや自由雲台など角度調整できるものを介してスタンドに装着します。


この「SD HOLDER(T型)」は、お値段7,400円とちょっと高価ではありますが、アルミ製で軽く非常に丁寧なつくりになっているので、安心して・長く使えるものだと思います。
もちろんスタジオ備品としても置いてありますので、ご自由にお使い頂くことができます。

写真電気工業様のホームページから購入できますので

「アンブレラを使う時に軸がセンターに来ないのが気になって…」
「大きなアンブレラなのでクリップオンストロボ2灯使いたいんだけど…」

という方には良い選択肢のひとつになるかと思います!


【写真電気工業 ホームページ (トップ)】
http://www.net-sd.co.jp/index.html

(S)

2014年7月27日 (日)

日中シンクロは難しい?(その2)

さて2回目の続編記事です。(1回目はこちら


前回、日中にストロボ撮影をする場合は「ハイスピードシンクロ(FP発光)モードを使う」か「絞りを絞って光量を抑える」という2パターンを紹介しました。

このままだと「絞り開けて撮りたいからハイスピードシンクロだけでいいじゃん」となりそうな気もしますが、当然欠点もあります。(おさらいです)

(1)対応した機器同士でないと動作しない
(2)光量が著しく落ちる

(1)ですが、オンカメラ撮影、もしくはいわゆる「ワイヤレスTTL」のシステムの中でしか使用することができません。キヤノンのカメラにニコン用ストロボを組み合わせても発光すらしません。
(2)ですが「よく言われているけど実際どのくらいなのよ?」と疑問もあると思いますので、今日はサンプル写真で比較してみましょう。なお使用機材は前回と同様です。

今回は条件として、スタンド立てしたMG8000を、向かって右60度くらいの位置から直射でモデルさんに当てています。

Simg_6100 1/8000 F1.4 ハイスピードシンクロ使用(ST-E2併用・ワイヤレスTTL) 距離50cm

Img_6104 1/8000 F1.4 ハイスピードシンクロ使用(ST-E2併用・ワイヤレスTTL) 距離1m

Img_6108 1/8000 F1.4 ハイスピードシンクロ使用(ST-E2併用・ワイヤレスTTL) 距離1.5m

Simg_6112 1/8000 F1.4 ハイスピードシンクロ使用(ST-E2併用・ワイヤレスTTL) 距離2m


どうでしょうか?きちんと効いているのは最も距離が近い「約50cm」の時だけです。光量が得られるはずのストロボ直射でもこれだけ効きが悪いのです。
ハイスピードシンクロにストロボディフューザーを組み合わせる…なんてのはよほど限られた条件でない限りは不可能な訳です。全く光量が足りません。
シャッター速度を落とせばストロボの効きが良くなってくるのですが、そうすると逆に絞りを絞らなくてはいけなくなるので本末転倒ですね。

ちなみに自然光(環境光)のみで撮るとこのくらいでした。

Simg_6116 1/8000 F1.4 ストロボなし


ということで、「ハイスピードシンクロは光量の関係で直射しか不可能」と思いましょう。


じゃあ「背景ボケを出したいけど、ストロボディフューザーも使いたい!」という場合はどうするのでしょうか…?

いきなり完成形サンプルの登場です。

Img_60441/250 F2.5 ISO100 ストロボ使用(マニュアル発光・1/4 +0.3・ROGUEフラッシュベンダーXL)

シャッター速度はカメラの制限値である1/250で収まっています。晴れてきてしまったのでちょっと絞ってはいますが、背景ボケが美しい絞り値です。
ストロボの位置は右サイド約2m、ディフューザーを併用しています。しかもストロボの発光量はちょっと絞っています。

そう、ここで使用したのは「NDフィルタ」です。

NDフィルタというと、風景写真で滝の流れを撮る…なんてイメージがすごく強いと思いますので、ストロボにNDフィルタ??と疑問の方も多いかと思います。
サンプルではND16のフィルタを併用して撮影していますので、実光量は4段分落ちる計算になります。

つまり「1/4000 F2.5」で撮れる画を「1/250 F2.5」で撮ってしまう、ということになります。
シャッター速度が高速でなくなれば、ハイスピードシンクロ非対応の機器でも自由に使えることになります。また発光のロスがなくなるので、ディフューザーなどのアクセサリを併用しても十分な光量を得やすくなります。

Simg_6091 1/250 F1.8 ISO100 ND16フィルタ・ストロボ使用(マニュアル発光・1/4・ROGUEフラッシュベンダーXL)

NDフィルタを使う際のポイントとしては

・ND4→2段分、ND8→3段分、ND16→4段分落ちる
・暗くなりすぎるとAFが動かなくなるので、意味もなく過度に減光具合の強い(濃い)物を使わない
・レンズフィルタなので、レンズのフィルタサイズ・NDフィルタの濃さごとに購入しなければならない

晴天および薄曇りの時であれば、開放F2.0以下のレンズ→ND16、開放F2.8前後のレンズ→ND8、開放F4程度のレンズ→ND4くらいがAFできる限界ポイントでしょう。

明るい単焦点レンズをお持ちの方は、ぜひ今度1枚「NDフィルタ」を買って試してみてはいかがでしょうか。(S)

2014年7月24日 (木)

日中シンクロは難しい?(その1)

ストロボをちょっと使えるようになると、やってみたくなることの1つに出てくる「日中シンクロ」

でも実は、定常光(太陽光)と瞬間光(ストロボ光)という、全く異なる性質の光を組み合わせるため、いくつか知識として覚えておかないといけないことがあり、それを忘れると失敗の量産になってしまいます。

そこで今回は数回に分けて、日中シンクロのコツなどを紹介できればと思います。


まず以下の大前提を覚えておきましょう!

【定常光での撮影】
・写真の明るさ(露出)は「シャッター速度」「絞り」「ISO感度」で決まる
・「絞り」の値によって被写界深度(ピントが合って見える範囲)が変わるので、画作りとしては絞り値を先に決めることが多い

【ストロボ光での撮影】
・写真の明るさ(露出)は「絞り値」「ISO感度」「ストロボの光量」「光源との距離」で決まり、シャッター速度は全く関係しない
・一眼カメラはシャッターの構造上、ストロボが使える上限のシャッター速度が存在する(大半が1/250以下)

つまり、日中シンクロでは、この性質の異なる2つの光を同時に相手しなくてはいけないのです。


【使用機材】
・Canon EOS-1D X
・SIGMA 50mm F1.4 DG HSM
・MG8000 Extreme


まずはカメラの上にストロボを載せての撮影。
…でよくありがちな失敗例。

Simg_5977 1/250 F1.4 ISO100 ストロボ使用(TTLオート) Avモード(絞りF1.4)にて撮影

完全に真っ白です。なぜだか分かりますか?
この日の天気は薄曇り。ですから、ストロボなしでもこのくらい↓撮れてしまう条件だったのです。

Simg_5972 1/4000 F1.4 ISO100 ストロボなし Avモード(絞りF1.4)にて撮影


太陽光だけで、すでにF1.4で撮るために1/4000の高速シャッターになっていますね。

先ほどの失敗は「F1.4で撮りたい」という気持ちと、ストロボの連動する最高シャッター速度(今回の機材は1/250まで)の制限を考えずに撮ってしまったからなのです。


じゃあどうするのよ?!と思うところですが、選択肢は以下の2つしかありません。

(1)ストロボ同調速度以上の高速シャッターでもストロボが使える特殊なモード「ハイスピードシンクロ(FP発光)」を使う
(2)何らかの形で、ストロボ同調速度以下のシャッター速度になるように定常光の光量を制限する


(1)のハイスピードシンクロとは、本来瞬間光が1回だけ発光するストロボを、小光量で高速に連続発光させることで、一定の時間だけ定常光のように光らせるモードです。
対応した専用ストロボでないと使えない点と、著しく光量が落ちるのが欠点です。

Simg_5981 1/4000 F1.4 ISO100 ハイスピードシンクロ使用(TTLモード)

ストロボを加えることで、顔の影がいくぶん減っているかと思います。絞り開放の圧倒的なボケも生かせます。


(2)の方法は、ハイスピードシンクロが使えない組み合わせや機材の場合・バッテリー式大型ストロボなどを使う際に必須です。

最も簡単なのは「絞りを絞る」ことです。そうすれば当然入ってくる定常光は減りますから、露出オーバーはなくなります。

Img_5988 1/250 F6.3 ISO100 ストロボ使用(TTLモード)

こちらはシャッター速度を1/250に制限し、適正になる絞り値を選んでいます。が、開放のような背景ボケは当然期待できません。


次回はオフカメラで試した上で、もうひとつの方法をご紹介したいと思います。
あと、写真はあくまで比較のためのサンプルですので、構図やらはご勘弁下さい…。(S)


【機材協力】
株式会社シグマ

2014年7月14日 (月)

ライトブラスターを試してみました(その2)

前回サンプル写真をアップしたところ、いつもの4倍以上のアクセスがあったことに驚きましたが、今日はライトブラスター本体についてアップしてみます。

(繰り返しますがこれは弊社製品でも弊社取扱製品でもありません…担当者の興味とマシンガンストロボに最適なアクセサリでありながら、通販のみの製品なので記録という側面もあります)


デモでお借りしたセットです。(ストロボは含みません)

Img_8476 フィルムのネタキットが3種・ゴボキット(金属製)が1種です。
ニコン用の場合はこれにニコンF→キヤノンEFのマウント変換リングが付属するそうです。

Img_8480

Img_8478 ベルクロで固定する形ですね。

まずレンズを装着してみます。

Img_8484

今日はフィルムカメラ時代の「EF20-35mm F3.5-4.5 USM」というレンズを装着しています。

Img_8483 しっかり装着するとまわりすぎてしまうのは仕様のようです。(ガタはありませんがロック機構もありません)

ネタを挟むホルダーはこのようになっています。

Img_8486

Img_8488 マウント仕上げのリバーサルフィルムを入れるのもOKです。

Img_8490 こちらはライトブラスター純正のネタ・ゴボです。

Img_8491

Img_8492 横からスライドさせて入れます。

フタをしたら本体に挿しこみます。

Img_8493 カメラの構造と一緒なので上下逆さになるように。

ストロボを本体に装着します。(順番は前後しても問題なし)

Img_8494

Img_8495 MG8000はちょっときついですが固定できます。

ブラスター本体にはネジ穴(細ネジ)がついていますので、ライトスタンド・ダボや三脚に装着ができます。

Img_8496

Img_8498 微妙に指が写っていたりテーブルが写っていたり適当ですね…

さあこれでセット完了です。あとは背景へ向けて調整するだけ(これが難しい)。

Img_4618 カッコイイ!!



ちなみに、ストロボ本体とネタとの距離関係はこのくらいです。

Img_8501 かなり近いのはお分かりでしょうか?

ブラスター本体も放熱性は良くないので、調子に乗ってたくさん焚くとストロボにもスライド(ネタ)にも思わぬ負荷をかけることになってしまいます。

そこで実験です!



【実験】
ライトブラスターに普通のストロボを装着して、パワーパック併用でフル発光し続けるとどうなるか

【用意したもの】
・ライトブラスター本体
・キヤノンレンズ
・ニッシンDi866
・ニッシン パワーパックPS-300

※この実験は危険性のテストのために行っております。ユーザーでは絶対に行わないで下さい。これにより発生した不具合に関しては弊社は一切の責任を負いません。
またこの実験結果はあくまで参考値であり、数値や状況を保証するものではありません。

まずは実験開始前。

Img_8507 まあ、普通です。

ストロボをフル発光にし、照射角は24mmに。パワーパックを接続してテスト開始。
チャージが完了したらすぐに次の発光…というペース(約1~2秒に1回発光)で焚き続けます。

43コマ目。

Img_8510 オーバーヒート警告が出ました。

ここでライトブラスターからストロボを外します。

Img_8514 と…溶けてます…怖い…。
これだともう修理しかありません。

今回はかなり厳しい条件でテストしたように思うかもしれませんが、調整のために10回ほど発光して、そのあとにテンポよく30コマくらい撮影したと思えば、決して非現実的な状況ではないと思います。

強い光量で連続使用でも安心して使うには、やっぱりニッシンMG8000「マシンガンストロボ」しかないわけですね(ちゃんと宣伝です!)

そんなライトブラスターは、7月26~27日のイベントで弊社にて実機を展示致しますので、ぜひ皆様のお越しをお待ちしております。(S)

2014年7月11日 (金)

ライトブラスターを試してみました

PHOTONEXT以降、にわかに注目が集まっている「ライトブラスター」という製品。(※弊社製品ではないですが…)

PHOTONEXTステージにてイルコ氏・才王氏が使用し、あまりに反響が大きかったので、弊社でもテストしてみるべくデモ機をお借りして、先日ちょっとだけ試してみました。

製品構成や詳しい使用法などは後日掲載しますので、とりあえずサンプルを。


【使用機材】
Canon EOS-1DX
SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM
MG8000 Extreme

ROGUE フラッシュベンダーXL
ライトブラスター(Canon用)
EF20-35mm F3.5-4.5 USM
EF24-70mm F2.8L USM

まずは何もない状態。背景は白で、モデルさん左側30度くらいからフラッシュベンダーXLをスヌートにして顔に当てています。

Img_4557

この状態に、Canonレンズを装着したライトブラスターを足していきます。
まずは青空。カラーフィルム状のパターンをホルダーに入れます。
光量はMG8000でフル、レンズは20-35mmを付け、モデルさんの背後に背景へ向けてセット。(背景までは2.5mほど)

Img_4560

「スライド映写機」の仲間ですので、画角とピント合わせという概念が生まれます。
テスト発光を繰り返して、実際に投影される画を見ながら調整するしかないのですが、ピントはそれほどシビアではないので気楽にいけるはずです。

続いて木立。こちらは最新のタイプで薄い金属製になっており、色は出せませんが繰り返し発光の熱でも耐える耐久性が特徴。

Img_4607

影絵みたいな感じですね。

今度はレンズを24-70mmに替えて、モデルさんの前から照射。出力は1/4~1/8くらいです。

Img_4591

Img_4598

美しく出るのですが、ライトブラスターからの画の影と光の芯と背景への映し込みの調整は結構時間がかかります。
なるべくライトブラスターの光軸に合わせてカメラを構えると、背景に写る余計な影は少なくなりますね。

最後に無機質な格子パターン。これは最初と同じ、20-35mmレンズを装着しモデルさん背後からフル光量で照射しています。(モデルさん一番のお気に入りだそうです)

Img_4627

いかがでしたでしょうか?

試用したコツとしては

・ライトブラスターを照射する背景にはメイン光が漏れないようにする
・背景当ての場合はワイド系のレンズ必須
・羽根などのネタ系を照射する場合は標準系レンズ
・ズームレンズでも良いが開放F値の低いレンズを使わないと光量が稼げない
・とにかくストロボが熱くなる(ブラスターの放熱性が悪い)ので、MG8000は必須
・光量を強くする必要があるので、テンポよく撮るにはストロボ外部電源(パワーパック)必須

といった感じでした。

次回は製品自体の構造もちょっと触れたいと思います。(S)

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