ストロボまめ知識 Feed

2016年2月 2日 (火)

ホットシューの掃除、してますか?

ストロボが発光しない!というトラブルで以外に多いのが「ホットシュー端子の汚れ」だったりします。
日頃のメンテナンスでも意外と見落としがちなホットシューの端子の掃除方法、今日はニッシンお勧めのものをご紹介します!

【用意するもの】
・無水エタノール(なければ10倍に薄めた中性洗剤)
・キムワイプ(なければティッシュペーパー)
・赤ちゃん用綿棒

Dsc_1309

エタノールは「消毒用エタノール」ではなく必ず「無水エタノール」を使用します。薬局で1,000円ちょっとくらいで売っています。
キムワイプはケバ立ちのない拭き取り用ペーパーです。ホームセンターなどで300円以下で購入できますが、ティッシュペーパーで代用しても大丈夫です。
ただし、赤ちゃん用綿棒はぜひとも購入してください。このサイズに意味があります。


(1)キムワイプに無水エタノールを少量とり、カメラの端子部を拭きます。特に薄めた中性洗剤を使用する場合はボディ内部に入り込まないよう、つけすぎに注意してください。

1316 丸い部分をしっかり拭き取ります。


(2)赤ちゃん用綿棒に、同じく無水エタノールをつけ、シューのサイド部分の溝を拭きます。薄めた中性洗剤を使う時の注意事項は上と一緒です。

Dsc_1317 わざわざ「赤ちゃん用綿棒」を使う理由はココにあります。これでないと溝に入りません!


(3)どのくらい汚れていたかを見ると…

Dsc_1319 ほとんどの方が、真っ黒になった綿棒を目にすることでしょう…こんなに汚れるんですね。


(4)ストロボ側も同じように掃除します。

Dsc_1325

Dsc_1323

これで完了です!

キムワイプがない場合はティッシュペーパーで代用できますが、ケバ立ちが多いのと濡れることで耐久性が落ちボロボロとカスが出ることがありますので、ゴミが入り込んだり残ったりしないよう注意してください。

ストロボはカメラ上部にある丸い端子を経由して通信をしていますが、実はグランド(アース)をシューの側面から取っていますので、ここが汚れて接触不良になると発光ミスの原因になることもあります。


ちなみにこの掃除方法は、カメラの端子部だけでなく様々な家電製品の端子の掃除に応用できますので、ぜひ試してみてくださいませ!

(S)

2016年1月25日 (月)

アンブレラホルダの話(続編!)

今回は2014年9月のブログ記事の続編、アンブレラホルダの話です!

【前回記事はこちら】
アンブレラホルダの話 (2014年9月11日)

前回記事で紹介した、写真電気工業様の「SD HOLDER」は弊社スタジオやワークショップなどでも大活躍をしておりますが、これの新しいバージョンが出ていたのはご存知でしょうか?それはズバリ…!

「2灯用」

そう、2灯のストロボがいっぺんに装着できるシロモノです!!
今回は写真電気工業様のご厚意により、実物が弊社に届きましたのでさっそく試してみました。

Dsc_0087_2 かなり傷んでいますが、右が従来から使用していた1灯用の「SD HOLDER(J型)」
そして今回やってきたのが、左側にある2灯用の「SD HOLDER(T型)」です!!

※弊社にて使用している1灯用のSD HOLDERは初期型製品で、現行のJ型とは仕様が若干異なります

Dsc_0089_3 こちらが弊社で従来使用していた、1灯用のSD HOLDERの使用時の様子です。
アンブレラの軸が、ストロボのヘッドのすぐ脇に来るため光軸がアンブレラの芯に近くなり、ムラなく照射することができますね。

そして今回の2灯用を試します…

Dsc_0090 じゃーん!2灯横並びです!光量も倍増!!

Dsc_0091 パワーパックコードも干渉しませんので安心!

Dsc_0095 底面には三脚用の小ネジ(UNC1/4)が埋め込んでありますが、コインなどで外せば大ネジ(UNC3/8)にも対応するそうです。

Dsc_0094 ホルダー単体では角度調整ができませんので、パンヘッドや自由雲台など角度調整できるものを介してスタンドに装着します。


この「SD HOLDER(T型)」は、お値段7,400円とちょっと高価ではありますが、アルミ製で軽く非常に丁寧なつくりになっているので、安心して・長く使えるものだと思います。
もちろんスタジオ備品としても置いてありますので、ご自由にお使い頂くことができます。

写真電気工業様のホームページから購入できますので

「アンブレラを使う時に軸がセンターに来ないのが気になって…」
「大きなアンブレラなのでクリップオンストロボ2灯使いたいんだけど…」

という方には良い選択肢のひとつになるかと思います!


【写真電気工業 ホームページ (トップ)】
http://www.net-sd.co.jp/index.html

(S)

2016年1月21日 (木)

3年間使ったMG8000

諸事情により長期間貸出となっていた、MG8000(ニコン用)が弊社に戻ってきました。

使用されていた方は現場へガンガン持ち出して使っていた方。発光回数をカウントする方法がないのでなんとも言えませんが、デモ機としてワークショップなどで2年間+貸出1年間で相当数焚いたことは間違いないでしょう。

Dsc_0074 こんなになって帰ってきました…。

Dsc_0073 キズだらけ。

Dsc_0076 背面もキズがたくさん。(シュー部分は破損のため交換しました)

Dsc_0083 ちょっとかわいそうにすら思えるほど、荒波を乗り越えてきた感があります。


外装がこんな状態になるということは、普通のストロボなら発光部は何度修理が必要になるか…というレベルです。
でもこのMG8000の発光部はというと…

Dsc_0085 異常にきれいです。ほんとに使い込んだ個体なの?というくらい。(クリーニングはしていません)

もちろんちゃんと発光します。発光部の修理履歴もありません。
この「超驚異的なまでの耐熱性」がMG8000の特徴なのです!
以前ここの記事でも取り上げましたが、30万~40万発を焚いても一切焼けたり溶けたりせず発光し続け、色温度もほぼ変化がない。価格を考えれば実はものすごい性能なんですよ。

しかし…残念ながら昨年末をもって生産完了となってしまいました。
純正メーカーからも耐熱性をうたった製品が出てくるようですが、このMG8000の耐熱性を超える製品はそうそう簡単には作れないハズ…。


先日アウトレット品を数量限定で出したところ、1日持たずに完売してしまいました。
(普段からこのペースで売れていてくれたら生産終了しなくても良かったのですが…現実は厳しいようです)

僅かですがまだ再整備品が出てくる可能性もございますので、SNS等でのお知らせをくまなくチェックしてみてくださいませ。


本当はもっと多くの方に使って頂いて、正常進化した後継機種が出せることを願っていましたが、現状ではそれも叶わずとなってしまいました。
ただ、MG8000で培った技術はきっと将来の製品に反映され、より良い製品が出てくることでしょう。それまでどうぞお楽しみに!

2016年1月 8日 (金)

単3電池の大きさ

ストロボの電池といえば、そう!単3電池ですね。

単3電池は世界で最も使用されている規格なので、世界中どこでも入手できることが大きな強みです。
そして世界中で入手できるということは、世界中で単3電池が作られていて、世界中で単3電池で動く機器が作られている…ということでもあります。

そんな単3電池ですから、実は規格に幅がありまして、製品によって結構サイズが違うということはご存知でしょうか?
今日は会社にあったいろいろな電池の寸法を測定してみましたので一挙公開です!


【三洋・eneloop(HR-3UTG)】
いわずと知れたニッケル水素充電池のメジャー製品。今回は三洋電機時代のパッケージのものです。

Img_2958_2 最大長50.38mm

Img_2965 (プラスの突起部を除いた)本体長48.65mm

Img_2957 幅14.32mm


【Amazonベーシック ニッケル水素充電池(HR-3UTG-AMZN)】
格安・高品質と言われる、Amazonブランドにニッケル水素充電池です。

Img_2964 最大長50.30mm

Img_2966 (プラスの突起部を除いた)本体長48.65mm

Img_2955 幅14.16mm


【パナソニック充電池(HHR-3PPS)】
今のEVOLTAブランドになる前のニッケル水素充電池です。ちょっと古いですが。

Img_2959 最大長50.32mm

Img_2967 (プラスの突起部を除いた)本体長48.76mm

Img_2956 幅14.26mm


【パナソニック EVOLTA乾電池(LR6EJ)】アルカリ乾電池最強と言われる、EVOLTAアルカリ乾電池です。

Img_2960 最大長50.28mm

Img_2968 (プラスの突起部を除いた)本体長48.75mm

Img_2953 幅14.18mm


【パナソニック アルカリ乾電池(LR6XJ)】
通称「金パナ」とも呼ばれる、アルカリ乾電池の定番品ですね。

Img_2961 最大長50.48mm

Img_2969 (プラスの突起部を除いた)本体長48.67mm

Img_2952 幅13.97mm


【アスクル アルカリ乾電池(LR6/1.5V)】
オフィスでおなじみ、オレンジ色のアルカリ乾電池です。

Img_2963 最大長50.37mm

Img_2970 (プラスの突起部を除いた)本体長48.64mm

Img_2954 幅13.97mm


ずらっと並べただけになってしまいましたが、案外寸法が違うということがお分かりになりましたでしょうか?
機器によってはこの微妙な寸法違いが原因で、電池が入れづらかったり入らなかったり、入ったものの取り出しにくかったりするのです。

今度は他社ブランドや高容量タイプも測定してみますので、どうぞご期待くださいませ。

(S)

2015年5月28日 (木)

色温度と演色性のはなし

最近はセミナーレポートばかりなので、たまには気分一新、今回はお役立ち情報をお届けしたいと思います。


【色温度】

デジタルカメラを使用していて、この言葉を全く知らない…という方はほとんどいないと思います。

ちょっと難しい話になりますが、物体は絶対零度(-273.15℃)以外のすべてから電磁波を放射しています。光も電磁波の仲間です。
全ての電磁波を吸収し全く反射しない・完全に真っ黒な物体が存在したとして、その物体の温度がどのくらいの時にどのくらいの波長の電磁波(可視光)が出るか…が色温度となります。

太陽はだいたい5,500~5,700Kくらいになります。これがいわゆる「(太陽基準での)真っ白」の状態です。
日陰に入れば青みが増え(=色温度が高くなる)、電球や炎の明かりでは赤みが増え(=色温度が低い)、太陽基準の時とは色が違ってきます。
これを合わせるために、カメラにはWB(ホワイトバランス)調整の項目があります。
カメラ内のWB数値は「どの色温度を(太陽光基準の)真っ白と同じとするか」という設定をする数値なので、カメラ内WB数値は高くすれば赤っぽい画となり・低くすれば青っぽい画になるのです。
感覚的に逆に感じてしまう方は多いようですね。



【演色性】
色温度(ホワイトバランス)とは別に、光源には「演色性(色再現性)」という要素もあるのはご存知でしょうか?

これは「太陽光を100として、どのくらい太陽光に近い正しい発色をするか」を数値としたもので、単位は「Ra(あーるえー)」で表します。

7d2_6700 これは通常のオフィスにある昼光色蛍光灯(Ra70)で、左側の18%グレーでWBを合わせて撮影したカット。

7d2_6705 こちらはニッシンi40(測定値Ra96.5)を天井バウンスで発光させ、同様にWBをとりストロボ撮影したカット。


カラーサンプルだけでなく、それを持っているモデルさんの肌色の違いに注目して下さい。
ストロボの方がより自然な赤みを持ったきれいな色なのに対し、蛍光灯では青緑がかった血色のよくない色になっています。

体育館の水銀灯照明が白いのに、いくら色温度を合わせてもきれいな色にならないのは、この「演色性」が良くないからなのです。
低価格の蛍光灯やLED照明はRaが低いものが多く、色温度を合わせても演色性が悪いと、せっかくライティングしてもきれいな色が出ません。

人工光の中ではストロボやHMI(ムービー撮影用の強力な照明)は、演色性が最も良い光源になります。
蛍光灯は「色評価用」というRa99相当のものも一部製品に存在します。LEDの場合はまだ発展途上ですが、演色性を良くすると発光効率が落ちる(=暗くなる)ことから難しく、現在ではRa90程度のものまで出てきてはいるので、これからに期待できる分野でしょう。

いずれにしても、それぞれ長所と短所がありますから、用途に応じて適切に機材を選択したいものですね。

(S)

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